超楽しい地獄

オタクの独り言

私の人生も、時間も、全部肯定してよ~大森靖子TBHツアー11/18@Zepp Tokyo~

 私の人生も、時間も、全部全部肯定してくれる気がして私は何度も彼女=大森靖子ちゃんの歌に、言葉に救われてきた。

そんな救世主みたいな彼女のバンド形態のライブの話を8割くらいします。セトリは載ってないのでセトリ気になる人はググってください。

 

 

 

当日私はあいにく体調が万全でなかった。マスクしてたし、鼻水出るし、番号早くないしと思ってゆっくりZeppに到着した。

会場に入ると流れる音楽、ワイワイとした雰囲気、大きな万華鏡のような円形のモチーフが飾られたステージに圧倒された。

靖子ちゃんが登場した瞬間に、ぎゅっと心臓がわし掴まれた。

私はその時、私の全てが、彼女になりたい、彼女のように生きたいと叫びたくなるほどに鳥肌が立っていた。もう体調が万全じゃないとか番号よくないとかそんなのどうでも良かった。靖子ちゃんのこと1秒でも長く見ていたかった、歌を聞いていたかった。

あとここで言うことじゃないけどミッドナイト清純異性交友で勢いに押されて倒れてしまった時に助けてくれた人、ありがとう。

 

 曲については、 ピンクメトセラに入る前かな?曲に入る前の軽いトークの時の靖子ちゃんの言葉に涙が止まらなかった。ていうか、私の涙タンクのダムが決壊したのを感じた。バンド形態で泣くと思わなかった。泣きすぎてもう覚えてないのだけど10年かかっても諦めない靖子ちゃんのひたむきさとか、私は何してるんだろうとか、色んな思いでぐちゃぐちゃになっていた。

ピンクメトセラは、にゃんにゃん靖子ちゃんがかわいくてたまらなかったし、今回の衣装がそれの時のだったのでありがてぇな(拝)と思っていた。

9曲目の愛してる.comに非常に思い入れがあった。私が初めて靖子ちゃんを見たのが渋谷MODIのこの曲のインストだった。初めて最前列の真ん中で彼女を見たあの日から、私は私のことを何もできていないままで悔しかった。それにこの曲の時にずっと好きな人が頭をよぎって辛かった。愛してる.comはアイドルに恋する女の子まんまの歌詞だよ、名曲。みんな聴いて。

11曲目のさっちゃんのセクシーカレーの時は、中学時代からの友達がふっと思い浮かんだ。その子は私にとっての最強で特別だったから。茶髪じゃないけど、彼女がストパーをかけた時一緒にいた私は『まってよ、てぃーちゃん。そのままでいてよ、私そのままのてぃーちゃんが好きだよ、ねえ』って言えなかった。じきにその子はひとり暮らしを初めて連絡を取らなくなった。会いたくて、しかたなくなった。

12曲目のオリオン座。私は歌詞の紙を持っていなかったから、靖子ちゃんが歌う姿をずっと見ていた。そうしたら、目があった気がした。私が生きていることを肯定された気がした。涙もその頃には少し乾いていた。この曲の時を重ねて死に生まれ変わるという歌詞の1行が、私には、辛くて、辛かった、初めて聴いた時にそこで聴くのやめようと思うくらいだった。でも最後の、

最高は今

最悪でも幸せでいようね 

オリオン座

が、たった僅かな3行だけど、こんなにも救いになる歌詞なんて知らなかった。

弾き語りは、靖子ちゃんのちからと熱が感じられるからすごく好き。それと最近Twitterで"最近の大森靖子は怒鳴ってるだけ"とか"丸くなった"みたいなツイートを見かけてそんなことないよってその人たちに言いたくなるような弾き語りだった。

いろいろすっ飛ばすけど、アンコールのマジックミラーの冒頭"私、アナウンサーになれない"って歌詞がアナウンサーを目指していた私には絶望的に刺さるし、それななんだよね。

 まさしくこの歌私のこと歌ってるなんだよ、悲しいけど。

ステージが終わっ後、気づけばほぼ最前だったのありがとう、もっと強くなるよという気持ちでステージに手を合わせてお祈りをしてからZeppを後にしました。

 

 

私は、本物を数回しか見てないけど靖子ちゃんを見るたびに泣いてしまう。ここまでやってきたのに強くなれなかった自分自身に、彼女の強さに泣いてしまう。彼女は強いから、私の人生も肯定してくれる。私がどんなに頑張っても無駄にした時間を無駄じゃないと歌ってくれる。

 私は渋谷パルコ閉店のフリーライブの最後の言葉『タダだからってここまで来れたならもっと色んなことできると思うよ(ニュアンス)』がずっと心に刺さってる。色んなことが出来るはずだから、強くなりたい、強くなっていつか私の救世主みたいな靖子ちゃんとタイマンがはれるくらい強くなろう。

だから、これからも私の人生も、時間も、全てを肯定してほしい。ライブという場で、歌という武器で、その場にいる人を肯定する存在であれ。