超楽しい地獄

オタクの独り言

救急車で運ばれた話。

 人生で初めて救急車で運ばれた。

 

何度か付き添いで乗ったことはある。

まさか自分が運ばれる側になろうとは思わなかった。

 

 

2日前に話は至る。

夜、37.6°の熱が出た。

今まで37.5°を超えることがなかったのに、急だった。

慌てて夜間に行ったら日中にちゃんと検査を受けた方がいいと言われた。

その朝、同じ病院を訪ねた。

病院について熱を測ると37.7°あった。

ぼーっとするし、待合室ではぐにゃぐにゃとしか座れなかった。

診察室に通される。人の話を聞かない医者だった。聴診器をあてたあと、説教をされた。熱があってぼんやりしてたのであんまり覚えていない。ただ、「どうして熱あるのに怒られたり、精神論を…?」と思った。しれっと4日後にCTの予約が入っていた。様子見て何もなければキャンセルしろとも言われた。「入れておいてキャンセルしろ…?」と思った。看護師さんからは「来てくださいね」と強く言われた。夜間と同じ看護師さんだった。

その日は普通に帰った。

ただ、これで¥5,000強支払うのは癪だなと思った。

 

 

その夜中、呼吸も苦しくて、熱で目が覚めた。頭も痛い。インフルエンザとは違う具合の悪さだった。こんなに熱でしんどいのは久しぶりだった。

 

 

そして今日に至る。

もう目が覚めた瞬間から、胸が痛くて呼吸は苦しくて、熱がどんどん上がっていく。親とは隔離しているので電話で話すけど、電話するのもしんどかった。起き上がれない。ヤバいと思った頃には倒れた。親がバンバン扉を叩く音が聞こえた。救急車が来た。よろよろ起き上がる。しんどい。フラフラする。でもちゃんと歩かなきゃという気持ちがあった。ここで倒れたら本当に死ぬ気がした。

 

救急救命士の人はとにかくちゃんと症状を確認してくれた。話すのすごいしんどい時は、頷くだけでもいいようにしてくれた。

 

 

救急車で運ばれたのは、同じ病院だった。

もう2度とこの病院には行かないぞと思ってたら、救急車で運ばれる展開になると思わなかった。いつもなら普通に歩ける距離が果てしなく感じた。救急救命士の方に「ずっと治らなくてつらかったですね。早く良くなるといいですね」と言われて涙が出た。迷惑かけてごめんなさいという気持ちだった。CTと心電図を撮った。横になるのも辛くて早く終わって欲しかった。

 

 

結果としては異常はなかった。ただ熱はある。

今日の先生は穏やかな人だった。

「異常はなかったよ、お薬飲んでね。とりあえず様子見ようね。」と言われた。あとから聞いた話ではその病院で2番目に偉い人だそうだ。そのあと、そのまま帰宅した。帰宅の時に救急車が2台も止まっているのを見た。ここまでにならないと受け入れてもらえないのかと思った。

 

 

帰宅後、ご飯を食べて薬を飲んで寝ていました。目が覚めてから何台も救急車が通る。みんな具合が悪いんだなあと家にいても感じる。症状も昨日より落ち着いてはいる。だけど、左の指関節あたりがヒリヒリと痛む。よく見ると白いできものが出来ている。一体、なんだろうか。具合悪くなり始めた4月の頭にも出来たことがあった。不思議だ。

 

 

 

こんなに頑張ってくれる人もいる。本当にありがとうございました。自粛おつかれムードや経済動かせ論が散見されるけど、全てを解除してしまったらアウトなことを身をもってまた感じた。誰しも具合が悪くなってからじゃ遅い。みんな大丈夫なわけじゃない。全員助かる方法が見つかってからじゃないと意味がない。

 

そして私はこの症状が悪化しないよう努める。さて、もう一眠りしよう。