超楽しい地獄

オタクの独り言

ドルオタ、初合コンに行く。

 9月末、人生で初めて合コンに行った。

飲み会と称されたものに参加したら結果合コンみたいになったことはあるが、合コンと銘打ってものに参加するのは初めてだった。

 

 

もう日程は決まっていて、人数合わせという形で誘われた。

 

 

はずだった………………………………

 

 

人数合わせで、もう場所も決まっているなら、あと現場の為に色々セーブしてきたからお酒も飲みたかったし断らなかった。

 

 

LINEグループに入れられた後、

男A『じゃあ日程を決めましょうか!』

私「は?予定決まってるんじゃないの?」

そう思ったが打つのをやめて、とりあえず寝た。

 

渋々日程を連絡した数日後、

 男A『みなさん都合が良さそうなので30日はどうでしょうか?七咲さん絶対に来られませんか?』

 

うん、絶対に行けない。

ダメだって言ったよ??????

ひとり都合が合わないのに、みなさん都合がいいでくくるな!?!?!!!!

 

だって、本当にその日は行けない日だった。

 

私には大事な予定があった。

超特急のイベント超フェスがある。しかも、私立恵比寿中学との対バン。そう、豊洲PITで伝説を見届けないといけない日。

というかまあまあ前から必死にチケット探して、やっと行けることになったエビ特急だから本当に無理…合コンに行く前からもうこの人たちとは合わないと思った。

 

 

だから、合コン自体を断ることにした。

 

 

私『8/28〜30ライブに行くから本当にだめなんだよね。前々からチケット取ってて楽しみにしてたから💦』

友人A『そうなんだ、ごめんね!樂しんできてね!』

私『それでさ、私みんなと予定合なさそうだから合コン自体行かなくていい?』

友人A『え〜七咲ちゃんがいないと…他の日なら来てくれるんだよね😭?』

 

 

これは断れないフラグ…!!バカでもわかる断れないフラグ立ち!!!!!

私は、諦めて行くことにした。

 

 

数日後ようやく予定が決まった。

決戦は日曜日になった。まあ戦わないんですけど。その日はCSで超特急4時間SP.が放送されることになっていた。とはいえこのチャンネルに加入するのを迷っていたのだが、

当日シャワーを浴びている時、

 

「えっ、待って。私がよくわかんない男と酒を飲んでいる間に推しにかわいいことがあったらどうすんの!?耐えられなくない!?無理無理!!!!!」

 

そう思ったら加入をしていた。風呂場でCSに加入するオンナ。

 

 

無事に推しが見られるようになり、行く前から帰りたい気持ちで合コンに向かった。

 

私『だるいな、猫かぶろ。テキトーに笑って飲んで食べて帰ろ。このコースなら終わってすぐ帰ればまだ超特急見られるし、タピオカ買って帰っても余裕』とちょっとでもテンションを上げるために超特急とタピオカのことを考えた。

 

 

今回の合コン相手は、3人。

まあまあ高学歴社会人2人(チャラチャラ体育会系と薄めの武井壮)、まあまあ高学歴医大生が1人(顔がふっくらしたジャニーズWEST重岡くん似)だった。

一方、こちらは女子大生3人。私以外の2人は別学科の子でした。

 

合コンはめちゃくちゃ盛り上がることもなく、でも相手の頑張りは見え、こちらもこの場をなんとかしないといけないという雰囲気で進んだ。

 

もうね、「わ〜すごいんですね!」「えっ、かっこいいじゃないですか!」とか普段推しにしか言わないことを現実の男子に言う日が来るとは。普段から賛辞の言葉をめちゃくちゃ使ってて良かったなと今日ばかりは思った。

 

 

お会計前、女子だけお手洗いに集合し反省会。ここが1番合コンぽかった。

友人A「今日はごめんね〜!どうだった?いい感じの人いた?」

私「ねえな…ないない…」

友人A「えっ、でも薄めの武井壮とふっくらした重岡くん似は七咲ちゃん狙いっぽかったよ?」

私「あ?絶対ない…無理…」

ちょっとモテ期きたかとおもったけど、興味のない人にモテても…。無理だけど推しにモテたい…。

 

 

 

ふっくらした重岡くん似と友人Bは飲み直すらしい。「おー上手く行け」と思っていたのも束の間、なぜか友人Bに手を握られ「七咲ちゃんも行こ!」と連れて行かれた。なぜだ、納得いかない。

 

 

2軒目に着き、なんとなーくグダグダ話をしていたら、ふっくらした重岡くん似が

「ライブ行くのとか好きなんだっけ?誰?」

あー、聞かれると思った。

「あのー、アイドルなんですけどぉ…」

ふっくらした重岡くん似「嵐でしょ!」

すごいドヤ顔してた。なんでもかんでも嵐といえばいいと思うな!!!!!!

もう猫かぶるとかどうでも良くなっていた。

私「(写真を見せながら)あ、違います。超特急っていうグループなんですけど。スターダストに所属していまして、アッ私年末年始クリスマスもライブ行くんですよ〜!4公演も行けるんです!」

 

ここまできたら相手も引くと思った。

 

が、ふっくらした重岡くん似「現実見ないとダメだよ!どうせ、推しが〜」うんぬんかんぬってなんかすごい説教された。現実見た結果がこれだよ。この人のようにすぐ説教垂れる人がいるのだるすぎるよ現実。

しかも「20歳の子が彼氏が欲しくて〜っていうのと、30歳で彼氏が欲しくて〜っていうのは全然違うと思うんだよね」みたいなことまで言ってきてますます冷めた。年齢でしか人を見れないのか…

 

本当にもうどうしようもなく、とても耐えられなくて、話の途中で

「いや、推しと現実の男の好みが一緒だと思わないでくださいね!?!?」と言ってしまった。もう〜、どの口が言ってるんでしょうね!

 

 それでもこれを言った後も、まだまだふっくらした重岡くん似とドルオタの攻防は続いた。その途中、超特急がラゾーナ川崎でフリーライブをやるとのお知らせが来て「やったー!」と喜んでしまった。あの日のラゾーナ関係のツイートは、殆どふっくらした重岡くん似の説教を聞きながらしていた。

 

最終的に説教をまとめると「街コンに行け」だった。ふっくらした重岡くん似には「ライブ我慢してそういう出会いの場に行こうよ。声かけてくれる人たくさんいると思うよ?」と言われた。が、街コンに行くお金で現場に行こうと私は心に誓った。

 

 

帰りの電車、友人Bは「女の子と遊ぶ約束した方が楽しいんだよね」と、後輩の女の子から来たLINEを嬉しそうに返していた。

私も「推しの現場に行ったほうが楽しいな〜」と2人で悟りを開いた。

 

 

合コン世の中にいる男の人はこんなかんじなんですねと勉強になりました。それと、多少女子っぽい格好(ワンピースとか)をしていくだけでどんなに顔がブスでも「かわいいね」って褒めてもらえるので自尊心上げたい人にはオススメです。

 

 

まあ、でももう行かなくていいや…帰って録画した推しの出演している番組を見ることにしようと思います。それでは、また。