Only You !
7/21:東京グローブ座夜公演
"Only You〜ぼくらのロミオ&ジュリエット〜"を観劇してきました。
増田さんの舞台は2013年のストレンジフルーツ以来でした。ストレンジフルーツは、黒から白へ逆再生する話でしたけど、今回は明るそうだしどうなるのかワクワクしていました。
というか、ロミジュリが好きで戯曲読んでたので本当に見たかったんですよ!
(※以降、ネタバレになるかもしれないです。)
ざっくり言うと、
超スッキリ!やさしいロミジュリ!
〜ジャニーズ楽曲を添えて〜
というかんじでした。
ロミジュリにジャニーズ楽曲ってハマんのか~~~~~????と思っていましたが、いけますね。
ジャニーズがミュージカルをすることはよくあるけれど、ジャニーズがジャニーズの楽曲を使って既存のミュージカルをすることってないような気がしていたので灯台もと暗しだな…と思いました。
増田さん演じる門田(モンタ)くんは、才能はあるけど前に出てこないし頼りないおどおどっとした大学生の男の子。 これがまたハマってる。
門田くんが、
「ジャニーズ!?」「アイドルっぽくないし… 」という度に会場が笑う笑う。めちゃくちゃにアイドルがたとえ役でもアイドルっぽくないって言うのなんか面白いよね。
「ジャニーズの曲でやること賛成してくれたし」と話すエリちゃんに「賛成してたのほとんど女子だったじゃん!」と怒るモンタくんめちゃくちゃかわいかったです…
モンタくんがこのロミジュリを通してどう成長するのかもひとつの見所。
ラスト手前、まだなにか言いた気で迷いのあるモンタくんに対して、
「どうしてあなたはあなたなの?どうしてあなたはロミオじゃないの?」
と言うエリちゃんの台詞にぐっときてしまいました。
あの有名な台詞を押さえつつ、一歩踏み出せないモンタくんにいい加減にしろと言わんばかりの一言…この台詞でおひねりを出したくなった…
演出というか話の流れがよく見る、
登場人物たちが台本読みながら会話→劇中劇→登場人物たちの会話→劇中劇→(繰り返し)→ラスト(カーテンコール)
なので、『あ~!こういう感じで進むのね!』が掴みやすいし、観客がお芝居に入り込むのも早い。
また、登場人物が「ロミジュリ…?ちょっとわかる、けど…」みたいなスタートなので、『ロミジュリあまり知らないな』という観客と同じ目線だからこそ噛み砕いた物語でわかりやすい。
しかも、戯曲の必要で美味しい部分+台詞で構成されてるから難しくない!
役もスッキリ整理されていてロミジュリ部分は、
・ロミオ
・ジュリエット
・神父
・マキューシオ
・ティボルト
だけが名前で呼ばれる!
ベンヴォーリオとか乳母とかなんやかんや出てこない!大学生が大学生に見せるならこれくらいスッキリしてた方がわかりやすいよね、わかる。
ティボルトはスタイルがいいかイケメンっぽいものがやるという絶対が(私のなかで)あったんですけど、ティボルト、よかったです。出てきた瞬間に『求めていたティボルト~~~~~!!!!!!』っと興奮しました。ありがとう、良いキャスティングをありがとう…。
個人的に劇中劇ラストの曲が近藤真彦さんの"愚か者"だったのが、熱かったですね。個人的にここが一番歌とシーンがピタッとハマった感じがして感動した…。
大体歌詞の意味で選んでるのかなあ…?と思っているんですけどその辺の話が知りたい。
そして衣装~~~~~!すごく良かったです!
ブルーがモンタギュー、レッドがキャピレットで色分けされてるんですけど、ただの色つき布で衣装作ってない!ブルーはブルージーンズ、レッドはレッド地チェックがメインでレッド地の革ジャンの人もいた。
また芸が細かくて、モンタギューとキャピレットでメインに使ってる装飾の金具も違うんですよ!は~~~~~女子のスカートがサーキュラーなのもいい!回るとキレイな円形!美しい…
圧倒的こだわりを見せてくる衣装…流石、主演がオシャレ番長増田貴久さん…感服です…
思い付いたままに書いているので書きこぼしとかしてるかも知れないけど、ただただ楽しく!ハッピーエンドってサイコー!歌やダンスのクオリティも高くて本当に観られて良かった舞台でした!もう本当にサイコー!!!!!!!
増田さんだからハマる役で、ジャニーズって、キラキラ輝くアイドルっていいなと再確認できる舞台でした。
ありがとう、グローブ座!
ありがとう、Only You!