お月さまを滑り台にして、
お星さまにぶら下がる。
夜は僕らの遊び場だ。
真っ暗な世界で、
正解は君がそこにいること。
手なんか繋がなくていい。
僕の前をただ走っていて。
たまに鼻唄を歌ってくれてもいい。
君の声が目印になる。
お月さまも星も、
隠れてしまうこの街。
ピンクやブルーのライトが、
代わりだ。
遊び方も違うけれど、
教わらなくても出来るだろう。
君がいれば大丈夫。
君が歌えば大丈夫。
夜は遊び場。
この夜もいつか、思い出になる。