超楽しい地獄

オタクの独り言

推しがグループを脱退する。

言葉にしないとやりきれなかった。

これって自然災害だよ。

 

 

超特急の1号車お父さん担当・バックボーカルのコーイチくんが超特急を脱退します。

 

 

私の推しです。推し始めて間もない推し。きっと本当に彼が最後の推しになると思います。もう、行くところなんて、行きたいところなんてない。ずっと彼のことを推したい。

 

脱退するのは、ファンクラブのメール"皆様へ大切なお知らせ"で知りました。博多の超特急ミュージアムが荒れていてきっとその件だと思って開いた。全然、そんなことじゃなかった。事態が飲み込めなかった。「推しが脱退する」って言葉にしてもよくわからなかった。シャワーを浴びた。水か涙がわからないことなんて初めてだった。彼のことは責められなかった。

 

 

実は病み上がりで、熱が下がったから、大学に向かおうと思った。電車に乗った。いつもなら音楽を聞きながら、超特急を聞きながら、向かう。でも、聴けなかった。電車の揺れが気持ち悪い。楽しそうな話し声が羨ましい。じわじわとよくわからない感情が産まれて、泣いてしまった。

 

心のどこかで、いつか来ると思ってた。納得していたつもりだった。第二の人生だね。そうだねって。でも、やっぱり無理だった。永遠も絶対もいつかも必ずもないことは知っていたはずだし、わかっていた。いつかが今日なんて知らなかった。

 

喋らないと、涙か止まらなくなりそうで、文字を打っていないと、泣きそうでしかたなかった。90分がこんなに長いことを初めて知った。今は誰かが言う言葉もなにかも何もわからない。理解できない。

 

「死ぬわけじゃない」とか「芸能界からいなくなるわけじゃない」って言う人もいるけど、そういうことじゃない。応援してあげてねって言う人もいる。誰目線なんだろう。揶揄する人もいる。非難する人もいる。全部受けとめきれない。新規が何をいうかと言われるかもしれない。でも、受けとめきれない。嫌いになれない。

 

私は一人になったコーイチくんを応援できるだろうか。でも、彼の声が好きで、作る歌が、歌詞が好きだった。でも、かわいいけどトンチキな衣装を着て、トンチキな歌を歌う彼の姿が好きだったのかもしれない。彼がゲストで出る3月のライブは行くか迷っている。

超特急って東京ドームに立ったら、夢が叶ったらいなくなっちゃいそうだなって思っていた。ここまできたら彼がいなくても超特急が東京ドームに立つまでは応援し続けるべきなのかもしれない。

 

方向性の違いって、方向なんて最初から違っていたみたいに見えていた。売れないバンドマンみたいな脱退理由とか、いなくなる本人がコメントを出さないことだけは、なんとなく納得いかない。自分のケツは自分で拭け。

 

もっと黒ペンライト振る人が増えるといいね、黒のグッズが売り切れるといいねって本当に思っていた。今も、そう思ってる。黒が増えたら良かったのかなって少なくとも思っている。

 

パーフェクトバレンタインは出るかわからないけどチケットを取った。もし6人でも、その6人の姿を見ないといけない気がしたから。本当は生誕生写真10セット買う気でもいたし、これからあることを楽しみにしていた。オタクは身勝手でワガママだね、ごめんね。

 

脱退時期は調整という言葉を少しでも信じていたいから、今はまだ不確かな未来を見つめていたい。