超楽しい地獄

オタクの独り言

"Have a good time?"

10/29 新宿ピカデリー

劇団プレステージJAPANプレミア上映会 day-2

"Have a good time?"

に行ってきました!

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初劇団プレステージ

かつ、推し劇団員のいない現場!

 

 

 

実は当日まですごい迷っていました。

『Have a good time?は絶対見るべきだけど、推し劇団員は名古屋でいないし、は〜太田くんのオタクに囲まれるのこわい…』とかなんとか言いながら、

『でも、これを逃したらずっとこの作品見られないかもしれない!行こう!』と開演4時間前くらいにチケットをポチりました。

チケット代が払えるのに迷ってるなら行った方がいい。

 

 

 

開場前に近くのダイソーで光る棒を手に入れて、いざ新宿ピカデリーへ!

 

開場と同時に放送で

「只今、トークショーが始まっております。お早めに入場を〜」

私『?????????』

トークショーってタイムテーブル的に終わった後では?????

急いで入ると、

「いや〜、どうもどうも!」

いる。

 

秀光さんがいる。

 

俺ら友達だっけ?の距離感。

 

入ってくる人に話しかけたり、席案内したりしてるし、ずっと喋ってる。噂通りのおしゃべりおじさんだ!最高!あと、実物は画像で見るよりかっこいいぞ!?!?!?

 

どうやら、今回上映するお芝居は少し長めでトークの時間が短くなるらしく「それなら!」と開場と同時に話していたそう。

 

 

隣の席の方がめっちゃびっくりしていたので、

説明してたら、「え、君たち友達〜?」と話しかけられるなど。

普通にびっくりするし、ずっと面白くて笑い死ぬかと思った。秀光さんのおかげで横の方と仲良くなれました!ありがとう、秀光さん!

 

 

手を振るファンを見て、

「お花畑みたい〜!」

「君たちのことをひまわり(?)ちゃんと呼ぼう」

お客さんが座る前の席に急に座る。ざわつくオタク。

「今、芸能人みたいだった!」

と喜ぶ秀光さん。芸能人だよ、役者だよ。

一応、諸注意もする役目だったそうなんですが、録画・撮影に加えて配信も禁止という時に、「私、ライブビューイングジャパンの社員だよ〜って方は、配信していただいても良いんですが〜」と話し出して諸注意すら面白い。

ライブビューイングジャパンならオッケーは本当にオッケーだったんだろうか。

 

 

 

手を振るファンを「お花畑みたい!」と例えたことから挨拶の時に別の例えをしなければならなかったんですけど、

太田将煕くんが「草原みたいですね。」と。

将煕くん、今回上演の役とディアドリームで緑担当だったから、ファンはペンライト緑にしてたんじゃ…。かわいい。

 

秀光さんは「俺が石原壮馬に見えたら赤振ってね!」と言ってたので、赤振りました。

赤しか持ってなかったので。加藤潤一さんかな、「今赤振ってる人、眼科行ったほうがいい!」って言ってて、ちゃんとツッコミがいる安心感。

高頭さんの服装が、魔女みたいだったんですけど、すごい似合ってて良さしかない。

園田さん・高頭さんの間に創さんの形で立った時に『カツアゲみたい…もしくは肘おき…』と思ってしまった。メンバーからも「カツアゲ」って言われてたのでみんなそう思ってたのかも。

ファンの「いいなー!」という声に、「やってやろうか!?」とガンガン客席降りする園田さん。ファンのざわめき。まじかで見ましたが意外と圧がすごい。

劇団プレステージ、なにかとファンと距離が近い。すーぐ客席降りしてくれる。

 

 

カウントダウンからの、上映開始。

"Have a good time?"のあらすじはこちら。

 

B級アイドルにもなれなかった、5人組のC級アイドル『東京オードル』はデビューして10年になる。メンバー全員が30歳を過ぎて方向性を完全に見失っていた。10年間で何度も名前を変えてデビューを繰り返してきた『東京オードル』だが、そもそも『東京オードル』も5度目、いや6度目の名前であり、ネット上では「今度はどんな名前でデビューするのか」や「出世魚アイドルのファイナルネームは?」というスレッドまで立っている。
メンバー全員が、そろそろ潮時だと考えていた頃、彼らと苦楽を共にしてきた事務所の社長兼マネージャー柴田の「みんな喜べ、今回は大丈夫だ。俺を信じろ!これは最後の賭けだ!」という毎度お決まりのセリフに乗せられ7度目の“最後の賭け”に出る。

 

今回は2015年版再演の上映でした。

再演では、推し劇団員こと猪塚健太さんはアイドルグループRe Birthのリーダー・ライトくん役でした。ライトくん、推せる〜!

 

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

東京オードルは、韓国でばっちばちに整形して全員韓国人の逆輸入アイドルとして日本で爆売れします。 

 

高橋秀幸(現:秀光)さん演じる社長兼マネージャーがようやく役に立った瞬間を見た感じ…。秀光さん、おしゃべりおじさんとか言ってごめんなさい。お芝居、特に顔のお芝居うまいですよね。

 

 

整形後の話で、整形後の姿に戸惑うオードルことRe Birth。たしかにそうなるよね。

 

向野章太郎さん演じる三郎は太田将煕くん演じるサムなり、声がキュートボイスになるし、最年長だったのが最年少になるし、なぜかツンデレキャラにさせられるし、こっちとしては「受け入れがたいよな〜」と思うんですけど、1番適応能力が高い。秒で受け入れてた。

整形前の三郎が一升瓶持って現れるシーンがすごい好きです。

 

 

長尾卓也さん演じる康治は株元英彰さん演じるコウになります。コウの色気がすごい。えっちじゃなくて「えっろ…」って感じ。社長の「俺、お前のこと抱いてもいいかも。」的なセリフがあるのですが普通にわかる。株元さんのこと生で見たら失神するかもしれない。色気が画面からでもすごい。

あと、康治くんさ〜楽しいって笑った顔がキラキラしていて、天才なんだよね〜!推したわ。

 

 

坂田直貴さん演じる秀三は風間由次郎さん演じるシュウに。

坂田さん、眼鏡姿意外と似合いますね。こういう人、いる。

由次郎さんは、すーーーーごいK-POPアイドル似合う。このお芝居のダンス振り付けが由次郎さんだったそうですけど、作って振り入れしてみんなが練習してる間にまた振り作ってをしてたそうで、それでこのクオリティが出せるのすごい。

シュウのクールで人(主にシン)を小馬鹿にする時、かっこいい。

 

 

大村学(現:大村まなる)さん演じる信也は、平埜生成さん演じるシンに。

シンはワイルドEXILE系男子なんですが、信也くんは童顔天然おバカ男子だったのでギャップがありすぎる。シンの身体能力の高さに見ているファンの歓声が止まらない。身軽。

信也くん、クレヨンしんちゃんみたいな喋り方だったんですけど演技の参考にしていたのだろうか…。童顔信也くんに対して「童顔は歳をとれなかっただけ」みたいなセリフがあったのですが、しんどい。

ここに関しては、ビフォーアフター共にイケメンと称される顔なので「な、なんで変えたんや!」と思ってしまう。ワイルドキャラも一人は必要ですよ。

 

 

そして、今井隆文さん演じる光男は、猪塚健太さん演じるライトに。

整形後の第一声が「髪が…!」だったの笑ってしまう。今井さんは髪がもじゃもじゃなので…。というか、髪以外にも驚いて光男くん。

光男だけ名前を光男のままにはできないので、光から連想しライトに。「光り輝く男になってほしいと…!」みたいにゴネる光男くん、頑固で良い。

 

実は、冒頭ライトくんがアップで映る時に「ひえっ…はぁああああああああああ…」と声が出ていたのは内緒です。

 

 

 

 

 

最初は、トントン拍子に人気アイドルになって喜んでいる元東京オードル現Re Birth。それを見るとこちらも10年彼らを追っかけてるファンのような気持ちで嬉しくなります。誰にでもアイドルがいますし、そのアイドルにこうなってほしいという気持ちって絶対あるよね、と。

でも、段々歯車は狂いだしていきます。

 

某Mステっぽい番組に出た後のライトくんの電話のシーンが、妙にリアルでよかったですね。

自然すぎて、ちょっとドキドキした。顔のいい人の電話シーンは死ぬ。

 

光男時代に、みよちゃんという子持ち女性と同棲していてライトになってからもお付き合いしているのですが、みよちゃんと息子のとらくんの適応能力すごい。全く違う見た目になっても経緯を説明したら受け入れてくれる。

見ていくうちに、みよちゃんは見た目に惚れたわけじゃなく、中身に惚れたことがわかります。後半、社長が「みよちゃん、ストライクゾーン広いな〜!」と言いますが、光男くんの真っ直ぐで熱くて、周りの人思いで、ちょっと優柔不断なところに惚れたんだなって。

 

ライトくんだけ、ちょっと社長+4人のシーンで距離があるところがまた…。彼だけは、ずっとこの状況に引っかかってる。

 

 

10年前を思い出して、過去グループのことを思い出して、今になって、売れるとみんな変わってしまって、社長はてっぺんを取ることを必要以上にこだわり、サムは最年少設定の最年長でライブ終わりのサイン会で四十肩になり、シンは一通のファンレターを大切に返していたことを忘れ読まなくなり、レッスンを放ってキャバクラに通うようになっていく。

は〜あるある。リアルすぎるな????

 

シュウは、わらび餅を持っていつも見にきてくれていたお母さんに連絡も取らなくなっていた。

 

コウは、「楽しいから!」とアイドルを続けてきたのに、その「楽しいから!」「アイドルだから!」の笑顔が段々貼り付けのようになっていく。

 

段々、変わっていく。

 

変わらなきゃ、アイドルでいられない。てっぺんはとれない。

 

でも、ライトだけは変われない。彼だけはこのみんなでいることが楽しくてやめられなかったことを忘れていないようだった。

ライトが社長に「てっぺんに登って真っ暗だったらどうするんですか?」と聞くシーンがある。つらかった。

 

 

ファンはつい売れてほしいと願ってしまう。

でも、みんなと一緒にこうして歌って踊っていられれば売れなくてもしあわせだったと、アイドルは思っているかもしれないこと。

劇団プレステージは東京ドームを目標にしているんですけど、その過程でそう思う人が出てくるかもしれないこと。

 

いつか、あるかもしれないこと。

そう思ったら胸が苦しい。

 

 

五大都市ツアーが決まり、そのリハ中喧嘩が起きる。狂い出した歯車は止まらない。

「サムとシンはバックダンサーに徹しろ。」

そして、サムとシンは脱退させられることになる。

もうここで涙が止まらなかった。

 

サムは四十肩で整形外科に通っていた保険証から、シンは、通っていたキャバクラに財布を忘れて名前も年齢も国籍もバレる。

確実にないことじゃない。

アイドルがキャバクラだなんだに通う話はよく聞くし、そこから週刊誌へ売られることもよくある話だ。

 

自業自得。

 

社長もそう言う。

 

 

でも、それでもやっぱり5人という形が崩れることの方がつらい。

止めようとするライトも、みよちゃんとらくんのことを美談にして脱退させられそうになる。

もうずっとつらくてこのシーンだけは目を背けたかった。ある言葉がきっかけで社長を殴るライト。彼だけが、変わらないでいたことだけが救いだった。

 

 

私「みよちゃんとらくんがいてもいいからぁ!もうやめないで!誰一人好きでアイドルしてる人やめないで!(大号泣)」

 

 

この後の、社長と秀三お母さん・かほちんのシーンが泣ける。

退団なさった春日由輝さん演じる10年来の信也ファン・かほちんの演技が本当にかわいいし、最高。

このシーンは、高頭佑樹さん演じる秀三お母さんがわらび餅を持って会場に入ってくるのですが、「秀三の、シュウさんのファンなんです。」と名前を言い換えるところにまた泣いてしまう。

自分の息子なのに、自分の息子ではない。でも、どうなったって自分の息子のことはわかる親ってすごい。そう思いました。

秀三お母さんがわらび餅とかほちんのお手紙を社長に渡します。そこから、かほちんのターン。顔が変わっても信也くんだってわかるかほちん。

「かほの目は誤魔化せないぞ♡」

すーーーーごいかわいい。春日由輝さん、量産オタクの演技うますぎる。身近にそんなオタクが大勢いたとしか思えない。春日由輝さん、戻ってきて!!!!!!!!

戻ってこないの知ってるけど!!!!!!!!

 

10年以上、信也くんを追いかけて、プレドルから始まったRe Birthを追いかけるかほちん。

そんなかほちんが初めてRe Birthになってからの信也くんをシンを見る日、バックダンサーなんて、脱退なんて聞いたら、彼女はどうするんだろうか。

 

 

かほちんが東京オードル時代、出待ちをしてファンレターを渡した時にこの手紙に元気をもらっていると言われた時に、跳ねて喜んでいたシーンがあった。あの時は、ただかわいいと思っていたけど、かほちんはその時、離婚や色々なことでつらかったと手紙にはあった。かほちん、結婚しても朝から推しの為に現場に行って、離婚問題で現場を離れて茶の間してたけど、片付いたからまた復帰するってかほちん強すぎる。

 

 

かほちんのお手紙で涙腺がバカになってしまったのは、多分私がアイドルのオタクをしていたからだと思います。

 

手紙とわらび餅で、社長は思い出す。歌もダンスもうまくない彼らの良いところを。

「他力だ!応援があればどこまででも頑張れる!」

ねえ、お母さんって他力じゃないのでは!?すごい身内では!?身内!!!!では!?!?わらび餅の持ち方大事にして!わらび餅で服びちゃびちゃなるよ!!!!!

それにかほちんだって、かほちん、あんな強いオタクいないでしょ…ほぼ身内じゃん…。

社長の「ファミリーじゃなくて、ファミマーだな!」「コンビニみたい」というやりとり好きすぎる。

 

そうして次のライブで秘密を全部バラすということになる。

 

 

 

バラした後の、

「責任持って愛してください!」

重い。わかった、できる限り頑張ります。今日から私はライト推しです。

 

からの、テーマ曲"Have a good time?"は最高。シャブ。

Re Birth、オードル、社長、もうキャストみんなで歌い踊る。

 

 

こんなに多幸感に溢れる最後は他にない。

みんな、幸せになってよ。

 

 

劇団員の方々が「僕たちに重なるところが〜」と仰っていましたが、チケットノルマ制手売り時代。家族や知人しかきてくれなかった千本桜ホール。話でしかしらないけど、この作品で過去の劇プレを追体験している気持ちになりました。

 

2012年初演版はまた配役が違うので、そちらも見てみたかったですね。猪塚さんがシンなので無駄に傷つきそうですが。

すごいオタクがリアルなんですよね、この作品。こわい。色々、リアル。劇団プレステージ10周年作品としての再演なんですけど、10年もやるとリアルにリアルに描けるようになるんだなと思いました。春日由輝さんのお芝居が生で見られないの本当に悔しい。

 

 

上映後のトークショーの質問タイムで、将煕くんがファンの子にすごい優しくて「あんた、そりゃ、人気出るわ…」と思ってしまった。

ちょっとマイク当たりそうになったら「ごめんね(すごい優しい声)」、質問してる子に目線を合わせる感じでうんうんうなづく、他のファンにもお手振り、指ハート。完璧すぎる。

演出家さんに怒られた話では、投げキッスをするときに中途半端にやるなと怒られた話の流れで投げキッスをしてましたが、黄色い声援久しぶりに聞いてびっくりしてしまった。

 

上映会後のツイートがぶち病みながら推し劇団員の顔の良さにひぃひぃ言ってて笑ってしまう。

 

 

歌って踊る時の表情のお芝居が良すぎるんですよね。これは猪塚健太さん推しポイントの一つです。

驚くから!テーマ曲歌い終わった後の顔が輝いている!あれは完全にライトというアイドルだった!ラ"イ"ト"ぐ"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"!!!!

 

 

 

もうプレミアついてるDVDを手に入れない限り、一生見られない作品だと思っていたのでこんな機会があって良かったです。

もう一度見たい、もう一度ライトくん推したい。

 

 

アイドルを、3次元という立体の方々を推してる方々には必ず刺さる作品だと思います。

どこかで、見ていただけたら嬉しいです。

もし見たら、推し教えてくださいね。

 

 

また上映会やってほしいです!!!!ダメならDVDの再販でも…。もし次があるならば、WOLD'S END のGIRL FRIENDを何卒!

 

 

ちょっと欲が出てしまいましたね。

 

劇団プレステージ、冬の本公演がありますのでそちらもよろしくお願い致します。

私は推し劇団員が出ないのでチケット確保してませんが、袖で記録係とかしてたらどうしようと思ってチケット確保するべきか考えています。

 

 

いつか東京ドームに行くその日に、私がどうしているかわかりませんが、劇団プレステージがもっともっと大きくなることを願っています!

 

 

それでは、ごきげんよう