超楽しい地獄

オタクの独り言

毎日壁当てみたいに言葉を並べる。

綴るなんて大きなこと言えない。

毎日毎日、何してるんだろう。

毎日毎日、空いた穴は塞がらない。

空いた穴を飛び越えろっていう人もいるけど、飛び越えられない。

立ち止まって穴の底を見る。

底は見えずに真っ暗で、足を滑らせたらどこまでも落ちていく。

落ちた先には何があるのだろうか。

君はいるのだろうか。

毎日毎日、君の欠片を探す。

毎日毎日、君の何かを手繰り寄せる。

毎日毎日、君の声が聞きたいと泣く。

毎日毎日、君のしあわせを願う。

穴の前で、僕は、ただ、君を想う。

 

真夜中

いつだって真っ先に孤独を背負う

一人で泣いた夜に僕の無力さを知る

大きいと思った手のひらは全然大きくなんてなかった

よく見たら細くて折れてしまいそうな身体

呼吸は浅く いつだって死と隣合わせ

あの日悪夢を見た 僕の神様は死んだ

 

いつだって夢を見ていた

醒めてしまう夢

君が繋ぎとめてくれていた夢

夢の終わりは突然だ

守れなかった僕の夢

砂の城が壊れていく

踏みつぶされていく

誰が悪いの 僕が悪いの

ひとりにしないでが言えなかった

話を聞いてが言えなかった

僕が一人になったんだ

素直になれなかったんだ

笑ってくれる人もいない

悪夢は醒めない

 

君はもういない

 

 

 

 

 

最小単位の話

僕と君。最小単位の世界しか話せない。

だからもう君がいた世界の話しか僕はできない。

 

君は、楽しそうに笑うね。笑ったときだけ無邪気な顔をする君が僕は大好きだった。

普段は難しい顔してさ、何考えてるかわからなくて。まあ、そこも素敵だったよ。

喋るとふわっとして、掴めなくて少しドキドキしたこともあったね。

君の声は、甘くて甘くてどこまでも甘かった。ずっとアメリカのお菓子みたいなんて言ってたよ。

柔らかくて白い肌とか、チョコレートみたいに染めた髪も、深い黒の瞳も、全部覚えてるよ。

 

でも、君はもうどこにもいないんだね。毎日毎日楽しかった日々を思い出しては、泣いて、忘れようとして、繰り返して。馬鹿だね僕は。

 

僕は君がいた世界の話しかできないんだ。君を思い出すことしかできない。君がいない世界の話はできないよ。だって君がいない世界は何もないから。いつかまた君のいる世界で、生きていけたらいいな。

私が嫌い

私は私が好きだし、私じゃない人は大好き。

でも、今の私は好きじゃない。けど、私じゃない人は相変わらず大好き。みんな嫌なこともあるだろうけど、楽しいこと嬉しいこともあるからキラキラしてる。

 

みんなのしあわせを願える人になりたかった。願い事に"世界平和"ってかける人になりたかった。私は君のことしか願えなかった。いつまでもいつまでも君が輝き続けるようにとしか願えなかった。

どんな世界でも君のこと見つけるよなんてクソ寒いこと言えないけど、どんな世界でも君がどこかにいたらいいなって思う。

 

世界はどうなったって続くし、君と私の世界は交差しないけど、それでもいつか瞬間的にまた君と私の世界が交差する日が来ますように。

 

 

 

ぶち撒ける

毎日感情ぶちまけたって何も変わらないこと知ってる。今日も遅めのお昼外で食べてたら泣いちゃって意味分かんないなって別の私が言ってた。頭でわかってても何もわかりたくないしわかんないことが多すぎる。現在進行形でわかんない。買ったリップが秒で落ちたり、外がやけに寒かったり、全部理由わかってるのに意味分かんないって思った。

言葉で武装するために本を読んだりしてる。誰かの受け売りでも、模倣でもいいから、私絶対に強くなりたいと思った。大切なものなにも守れないなんて嫌だから。おわらないよ?終わらせるわけないじゃん。私の大切は私が守るんだから。disられたり、言い逃されたり、それお前が気持ちよくなってんじゃんね、自覚ある?言われっぱなしは嫌だし、返さないと負けじゃん?だから返事するよ。馬鹿なフリ得意だし、ちゃんとしてるフリも得意。私はあるけど私はないから求められたものちゃんと提示できるよ。ゴミはゴミ箱に捨てないといけないのと同じように感情も感情ぶちまけていい場所にぶちまけないといけないよね。つーか、人を傷つけないと気持ちよくなれない人って誰かの気を引きたいからそういうことするんだよね。スカートめくりするのと同じ原理。

明日晴れるといいよね。でも晴れないほうが家にいられていいかな。私恥ずかしい人間だから、アイプチしないと外出たくないし、前髪決まらないだけでマジ萎えるし、サイテーなこと考えちゃう。毎日毎日みんなすごいよ、どうにかしたって生きてるし、楽しいことなんか見つけてるし、すごいよ。いつか私もすごいみんなみたいにすごいってなれるといいな。魔法はもう使えないから、私なんにもできないや。いつかまた魔法が使えるようになったら君のこと幸せにするね。私は地獄だっていい。君が幸せならそれでいい。ばいばい。

1ヶ月

あの日から一ヶ月。もう一ヶ月、まだ一ヶ月。一ヶ月が永遠みたいに長かった。

 

たぶんもうコーイチ推しに居場所なんてなくて、泣いたりウジウジとツイートすることも許されない空気感を感じている。

戻ってきてほしい気持ちと一人を応援したい気持ちと怒りと虚無と、色んな気持ちがあって、喜びだけがなくて、いろんな私が存在する。

 

どうして?なんで?がたくさん生まれたり、まってをどれだけ言ったかもう覚えてない。あの日から止まったまま、でも時間は過ぎていく。なかったことにしないなんて無理なんだと思った。僕には歌しかないって言うのに、こんなに歌う機会があるのに。どこかにいてどこにもいない。

 

オタクのための人生じゃないことわかってる。でも、君が好きなものを手放していなくなるのがわからない。ワガママを言わせて、どこに行くのかだけ教えて。

一ヶ月経っても何も変わらなかったから、これから先きっともう何も変わらないんだと思う。諦めたくはないけれど、諦めないといけないのかもしれないね。涙が止まらない。

 

いつかこの深く長い夜を超えられますように。

強くなれなかった。

ずっとわかっていた。そんなことわかっていた。好きな人が嫌だと思うことはしてほしくない、頭ではわかってる。オタクのための人生じゃないことも。

共感されたいわけでも肯定されたいわけでもない。都合の悪いこと言われるのは誰だって嫌じゃないのかな。

 

嫌いになんてなってないのに、一方的に好きになって嫌いになったわけじゃない。嫌いになんてなってない。好きなのに。

思ってることがぐちゃぐちゃに伝わるくらいならもう何も言わないようにしたい。また、これも誰かのせいにしてるかな。

 

傷ついてない、きっと大丈夫。でも、強くなれなかったよ。私はあの子みたいに強くなれなかった。これも鬱陶しいね。そろそろ静かにするね、ばいばい。